私たちみんなのとしょかんの事務局には、全国から「としょかんで使ってほしい」というメッセージとともに、
たくさんの本が届きます。
ご自身の著書を送って下さる方。
図書館の司書さんで、使わなくなったものの、程度の良い本を送って下さる方。
わざわざ、事務局まで届けて下さる方。
震災直後から、今も10回を超える支援をしてくださる方。
その形式は様々ですが、
どれもありがたいサポートです。
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先日は、松本市の開智小学校の6年1組の皆さんより、21冊の本が届きました。
一冊一冊にメッセージが書かれたしおりが添えられて。。
昨年の3月にもメッセージとともに18冊の本を贈って下さった皆さんです。
この本は6年1組の皆さんが、今年もアルミ缶を集める活動を続けるだけでなく、
学校のバザーでも様々な工夫をされ、一生懸命集めた資金の3万円で購入してくれたものです。
そして、この取り組みに対して賛同して下さったアルミ缶回収の業者さんが、少し高い値段で買い取ってくれたり、
近所の本屋さんが、子どもたちが良い本を選ぶために、たくさんの本を学校に持って来てくれるだけでなく、
送料まで負担してくれた、との事です。地域の方まで協力してくれた、思いのこもった本です。
3月19日は彼らの卒業式とのこと。
そんな素晴らしい日に、何よりのプレゼントが届きました。
頂いた本は昨年同様、みんなのとしょかん石巻センター館の蔵書として地域の子どもたちに届けます。
開智小学校6年1組の皆さん、担任の永原先生、本当にありがとうございます。
そして、ご卒業、おめでとうございます!
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私たちが設置するとしょかんは、決して大きくはない為、定期的に本をローテーションをすることで、
地域の方に愛され続ける場所を目指しています。
設置してあるとしょかんでは春のローテーション、
また、今月末の夕張へのお届けも準備を進める中で、日々届く本は、何よりもそれらの活動を支えてくれます。
皆さまの本が集まり、様々な地域にとしょかんが出来る。
今もその活動が続けられることに心より感謝申し上げます。