亘理町にお伺いした後、
以前に設置した石巻市の湊地区、渡波地区の
「みんなのとしょかん」へ伺いました。
渡波地区のとしょかんは、お盆前にボランティアさんと地元の子どもたちより
「建物に絵を書きたい」との申し出があり、了承していたもののまだ伺っていなかったので
早速視察に。
結構、好き放題に書いてくれました…
いい意味ですよ。
下手に遠慮された絵では意味が無いので。
渡波地区の周辺は津波に流され、何も残っていないので、
少しでも明るい雰囲気が出ると良いと思います。
その後は、湊地区の図書館へ。
この図書館は以前にも書きましたが、
図書館が設置されている湊中学校が9月いっぱいで
避難所、コミュニティスペースとしての役目を終わります。
5月に設置させていただいてから4カ月。
仮設の図書館というその役目を終えようとしています。
初めて図書館を設置した場所でもあり、
設置した苦労を考えると、勿体ないと思う気持ちもあります。
しかしここは、津波の際の泥が床下に入ったままなので、湿気もひどく
今も水道、電気、ガスすべて止まっているので、換気も厳しい状態です。
設置した本棚には少しカビも生えてきています。
衛生面を考えるとやはり潮時と見るべきでしょう。
ただ、書籍は何らかの形で残して、
地域の方に活用して頂く予定です。
湊中の建物の中に、ボランティアさんや支援された方、避難所に住まう方など
多くの方が書いたアートが飾られています。
これらはどこかに残して頂きたいなと思います。
その後、東松島市のみんなのとしょかんに伺い、
漫画「ワンピース」のフルセットをお届け。
ご支援いただいた㈱サムライファクトリー様
本当にありがとうございます。
㈱サムライファクトリー 漫画寄付キャンペーン
http://www.ninja.co.jp/mangakifu/
こちらの東松島の「ひまわり広場」は自主的な住民ボランティアが
運営しているにも関わらず毎日日報を書かれています。
本当に素晴らしいです。
ただ、役所の方が近日中に管理に入られるとの事。
今まで、必死に自分達の力で頑張ってきた住民ボランティアさんからすれば、
「何を今さら」という感と不安とが入り混じっているようです。
こちらもしばらく様子を見守りたいと思います。