みんなのとしょかんプロジェクトについて

「みんなのとしょかん」プロジェクトとは?

「みんなのとしょかん」プロジェクトは、震災や自然災害などにより移住を余儀なくされ、コミュニティの再生が急務とされる地域や、過疎化が進む地域に、コミュニティを醸成できる場所として、図書館を設置する活動を行っています。また、設置した図書館において、カルチャー教室なども開催し、地域での生きがいづくりや、技術習得のお手伝いなども行っております。単に本を送るだけでなく、本棚や管理するための備品は勿論、図書館を自主的に無理なく管理するための地域チームづくりもサポートさせて頂き、地域の方による、自立したコミュニティの中心としての図書館の構築を目指しています。


どうして「としょかん」をつくるの?


「誰でも来ることが出来る場所を地域に作りたい」
それが目的です。

現在の被災地や過疎の地域には、
「ちょっと一人になりたい」とき、
逆に「誰かがいる場所へ行きたい」とき、
「自分の時間を過ごしたい」ときなどに、
気兼ねなく行ける場所はあまりありません。

車で10分走れば、
喫茶店があるじゃない、
映画でも見れば良いじゃない、、

郊外の決して快適とは言えない仮設住宅に住みながら、
車を持たない、お年寄りや子どもたちは、
それが出来ません。
何より、そんなにお金も使えません。

「誰が行っても気兼ねをしない、
誰がいても問題ない、
誰と行っても構わない」
そんな場所はどこだろう?
と考えたとき、
図書館という場所は、その場所に最も近い存在だと
思います。

もちろん、知識の充足に活用したい、
調べものをしたい、
といった本来の目的もあります。

でも、時代の変化に伴い、自治会や町内会など、
既存のコミュニティが徐々に揺らぎつつある中、
それでも一人で生きていくのは困難な時代で、
地域の方が、気負わずに、ごく自然につながることが
出来る場所を作りたい、、
そして、様々な情報があるこの場所で、何かをはじめてみよう、
というきっかけを提供したい。

それが「としょかん」をつくる理由です。
図書館が出来て、毛嫌いする人は
あまりいませんので。。。

この課題は、何も被災地だけのものではありません。
地域に住む方々の繋がりが徐々に希薄になる中で、
高齢化を迎え、人口減少が進むすべての地域において、
地域コミュニティをどう作っていくか?
避けることが出来ない課題だと思います。

としょかんからはじまるコミュニティを創る、
それが私たちの目的です。

だから、私たちは「としょかん」を創る過程を
何より大切にします。
どんな場所にしたいのか?
どんな本があれば良いのか?
どんなコトをしてみたいのか?
他でもない、地域の方と一緒に集まり、考える過程があって、
はじめて、地域に必要な「としょかん」となります。

そうして出来たとしょかんだからこそ、
地域の方が大切にしてくれる「場所」になります。
本や、建物、何より私たちだけではダメなのです。
地域の方の「関わり」がすべてを繋いでくれます。

そして、
こういった活動が今も続くのは、
活動資金や大切な本を支援してくれるたくさんの方々、
何より、私たちの活動に今も関心を持ってくれる方が
たくさんいるからこそ、です。
応援のメッセージや、Facebokでのいいね!も、
本当に、そのすべてが活動の源です。

今までの支援と、
としょかんを設置させて頂いた地域の皆さん、、
そのすべてに感謝するとともに、
一つでも多くの地域に「としょかん」が作れるように、
これからも皆さまのご支援と、応援を
よろしくお願いします。

「みんなのとしょかん」プロジェクト

主管 一般社団法人みんなのとしょかん
目的 学術、芸能、教育、スポーツ等を通じて、国民の心身の健全な発展および、精神的な充足を促進し、豊かな人間性を涵養することを目的とする。当法人は、前項の目的を達成するため次の事業を行う。
(1)図書館の設置
(2)キッズスペースの設置
(3)心身の健全と健康増進に関する講演、セミナー、シンポジウム等の開催
(4)カルチャー教室等の開催による生きがい支援
(5)児童の学習支援
など
所在地 栃木県足利市芳町26(事務局)書籍等の預かり、仕分け
代表理事 川端秀明

(石巻センター)図書館および石巻事務局

所在地 宮城県石巻市立町2-7-25
館長 広部知森

みんなのとしょかん for Asia

現在、みんなのとしょかんでは多くの支援いただいた書籍をお預かりしています。そのほとんどは絵本。とは言え、図書館という性質上、すべてのジャンルの書籍を設置するので絵本は余剰傾向にあります。
せっかくいただいた皆様からのお気持ちを無駄にしないためには…。様々な方向性を検討させて頂く中で、「東南アジアのいくつかの地域で絵本が不足している」とのお話をいただきました。
そこで

・津波被害や自然災害などで移住を余儀なくされた人が多い、インドネシアのアチェ、パダン

・経済的事由や過去の紛争などにより、識字率向上などの問題を抱えるバングラデシュ、カンボジア

などに、翻訳した絵本を届けるプロジェクトをはじめました。
名付けて「みんなのとしょかん for Asia」
現在は、インドネシアに絵本を送るべく、日本に留学しているインドネシアからの留学生の皆さんやボランティアの皆さまにご協力いただき翻訳作業を進め、これまでに翻訳した絵本、200冊をインドネシアのアチェに、200冊をジョグジャカルタへお届けさせて頂きました。

また、11月にフィリピン、レイテ島近郊で発生した大型台風による被害に対し、出来うる支援を行うため準備をすすめています。

みんなのとしょかん定款

定款 平成23年6月8日作成
※PDFファイル
teikan

年間報告(ハイライト版)

・支援金・寄付金総額
 24,428,903円(2014年3月末まで)
・総書籍支援数(2011年8月より2014年3月まで)
 約454,000冊
・図書カード支援総額(2014年3月まで)
 1,604,501円

・会計報告(PDFファイル参照)
2013年度収支報告(概要)
としょかん収支2013
2014年度収支報告(概要)
としょかん収支2014
2015年度収支報告(概要)
としょかん収支報告書 2015年度
2016年度収支予算書(概要)
みんとしょ収支予算書 2015