新着情報

8月27日までの動き~亘理いちごっこさま図書スペース設置

活動資金の支援を頂きました。
ハヤシ ユキコさま
カジ トシコさま
フゴノ レイコさま
キリヤマ タエコさま
ご支援本当にありがとうございます!
大切に活用させて頂きます。

 

8月25日は亘理町へお届けする書籍の仕分け。

足利青年会議所のメンバーの皆さま、OBの皆様の他に
倫理法人会のメンバーの皆様も仕分けをお手伝いして頂きました!
遅くまでのお手伝い、本当にありがとうござました。

建築・浦山様からの本棚も届きました。 
今回は、コミュニティレストラン内の設置という事もあり、
高さは抑えた本棚を用意していただきました。
いまだ余震が続く状況でもありますので・・・

また、リクエストを頂いていた書籍といくつかの書籍を
図書カードで購入
リクエストとしてお話があったのは「家庭の医学」。
これに、他のとしょかんで必ずリクエストを頂く
家庭菜園(プランター菜園)
山野草の本
おかず・お弁当の本
等をご用意しました。

これらを準備し、
8月27日に亘理町にあるコミュニティレストラン
「亘理いちごっこ」さまにお伺い。
午前11時より開店との事でしたが、
10分前には地域の方がすでに来られている状況。
急いで本棚と書籍を設置させて頂きました。

「亘理いちごっこ」さんは地域に活力を与える事が出来る存在です。
そんな場所に設置させて頂けた事は何より有り難い事です。

今回は書籍は約600冊程度と小規模でしたが、
これらも全て多くの方からの支援があったからこそできた
図書スペースです。
ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます。

また、設置をさせて頂いている際に2点ほど有り難いお話を頂きました。
一つは、亘理町のお隣、山元町にも図書館を設置して欲しいという
お話を頂きました。
現在、役場の敷地内に設置できるよう調整をして頂いているとの事。
有り難いお話ですので、是非実現できるよう進めていきたいと思います。

もう一点は、「亘理いちごっこ」の馬場さんの紹介で、
亘理町の臨時災害FMにお邪魔させて頂き、
「みんなのとしょかん」についての取り組みをお話しする機会を
頂きました。

貴重な経験をさせて頂きました。
慣れないことはあまりするものではないですが・・・

亘理町には、今回の図書スペースの他に公共仮設ゾーンの集会所に
9月8日、仮設図書館を設置させて頂く予定です。
次の準備を進めていきたいと思います。

石巻~東松島にて

亘理町にお伺いした後、
以前に設置した石巻市の湊地区、渡波地区の
「みんなのとしょかん」へ伺いました。

渡波地区のとしょかんは、お盆前にボランティアさんと地元の子どもたちより
「建物に絵を書きたい」との申し出があり、了承していたもののまだ伺っていなかったので
早速視察に。

結構、好き放題に書いてくれました…
いい意味ですよ。
下手に遠慮された絵では意味が無いので。
渡波地区の周辺は津波に流され、何も残っていないので、
少しでも明るい雰囲気が出ると良いと思います。

その後は、湊地区の図書館へ。
この図書館は以前にも書きましたが、
図書館が設置されている湊中学校が9月いっぱいで
避難所、コミュニティスペースとしての役目を終わります。
5月に設置させていただいてから4カ月。
仮設の図書館というその役目を終えようとしています。
初めて図書館を設置した場所でもあり、
設置した苦労を考えると、勿体ないと思う気持ちもあります。

しかしここは、津波の際の泥が床下に入ったままなので、湿気もひどく
今も水道、電気、ガスすべて止まっているので、換気も厳しい状態です。
設置した本棚には少しカビも生えてきています。
衛生面を考えるとやはり潮時と見るべきでしょう。
ただ、書籍は何らかの形で残して、
地域の方に活用して頂く予定です。

湊中の建物の中に、ボランティアさんや支援された方、避難所に住まう方など
多くの方が書いたアートが飾られています。
これらはどこかに残して頂きたいなと思います。

その後、東松島市のみんなのとしょかんに伺い、
漫画「ワンピース」のフルセットをお届け。

ご支援いただいた㈱サムライファクトリー様
本当にありがとうございます。

㈱サムライファクトリー 漫画寄付キャンペーン
http://www.ninja.co.jp/mangakifu/

 

こちらの東松島の「ひまわり広場」は自主的な住民ボランティアが
運営しているにも関わらず毎日日報を書かれています。
本当に素晴らしいです。

ただ、役所の方が近日中に管理に入られるとの事。
今まで、必死に自分達の力で頑張ってきた住民ボランティアさんからすれば、
「何を今さら」という感と不安とが入り混じっているようです。

こちらもしばらく様子を見守りたいと思います。

 

 

8月20日の動き

書籍のご支援を頂きました!
渋谷区 茨田直子様
ご支援ありがとうございます!

今日は、キッズスペースに協力されている梶谷さんよりのご紹介もあり、
以前よりお話を頂いていた宮城県亘理町へ。
「亘理いちごっこ」というコミュニティスペースにお伺いしました。

こちらでは、毎週火・木・土・日曜日に地域の方に食事などを提供されたり、
地域の方のリラックスできる場所として活用されています。
代表の馬場さんの配慮が素晴しく、地域から信頼され、
非常に良い雰囲気が漂うスペースです。

亘理いちごっこ
http://watari-ichigokko.blogspot.com/

馬場さんよりのお話で、周辺に住む仮設住宅の代表の方が、
自治組織を作る準備をされているとのこと。
その中で図書館スペースも、という話を頂き、
お邪魔させて頂きました。

やはり初めてという事で組織の立ち上げに際し、不安もあるようです。
しかし、周りの方が積極的な支援をされる姿勢が随所に見られました。
何事も始める時が最も労力が必要となりますので、一人でも多くの方が
協力していけるよう、私どもも出来る限りのサポートはさせて致します。

話し合いの結果、まずは
「亘理いちごっこ」さま内には簡易図書スペースを、
今回、自治組織を作られる仮設住宅の
「亘理公共仮設住宅ゾーン、第3集会所」内には仮設図書館を
それぞれ設置させて頂く事になりました。

「亘理いちごっこ」さんは8月26日に1000冊程度の設置支援、
「第3集会所」には9月上旬に4000冊程度の設置支援を考えています。

今後は、亘理いちごっこの馬場さん、自治組織のみなさまと調整を図り、
準備を進めていきたいと思います。

8月16日までの動き

少しお盆をはさみ、更新が遅れました。

現在までに多くの方より
「書籍を支援したい」とのお申し出を頂いております。
現在、お預かりしている書籍が約40000冊あり、
仕分けして保管をしている為、預かりスペースの確保が
若干厳しくなっております。
ですので次回の図書館設置が決まり、ある程度書籍をお届けさせて頂き、
スペースの確保が出来た段階であらためて支援のお願いを
させて頂く予定です。

それまでは、設置させて頂いた図書館からのリクエストや、
次回設置をさせて頂く為に不足しがちなジャンル
(健康、料理、園芸などの専門書、ハードカバーの小説など)
に絞りご支援をお願いさせて頂きます。
何卒ご了承ください。

先日お預かりした、ご支援の物資です。
骨盤の調整や、体調管理に役立つ専門書(新品)、しおり等をセットにして頂き、
送って頂きました。
図書館に必要となる筆記用具や、倉庫で仕分けをする私たちの体調を
気遣って、氷砂糖まで送って頂きました。
本当に恐れ入ります…

さて、お盆の期間中は、高速道路が混雑する為、地元で図書館として活用する
コンテナハウスを物色していました。

新品は予算的に厳しいので、程度の良い中古を探します。
基本的に図書館として活用するコンテナハウスは3坪(約6畳)程度の
ものを使います。

本当はもっと大きなものをご用意したいのですが、
10㎡以上のコンテナハウスとなると、構造上建物となり、
建築確認申請をする必要があります。(設置する場所にもよりますが)
当然固定資産税などもかかってしまうので、支援したものの税金がかかる、
という本末転倒な事を防ぐためにも3坪(9.9㎡)に抑えておきたいのです。
勿論、このような状況ですから行政の方もそんな事は言わないとは
思うのですが、あくまでも行政の方にも、支援される方にも迷惑をかけない
形の支援を続けたいと思っています。

そんな中、先日設置した、石巻の渡波地区にある「みんなのとしょかん」が、
ちょっとだけリニューアルしたとの事。

ボランティアさんと地域の方が、壁面に絵を描いてくれました。
この周辺は、津波の被害が激しく、瓦礫と更地が目立つ地域です。
灰色と茶色ばかりの風景に、
少しでも色彩があるのは嬉しい事です。
絵を描いて頂いた皆様、本当にありがとうございます。

明日は、石巻市~東松島市へ伺った後、亘理町にお伺いさせて頂きます。
次回の設置予定の場所の下見と、地元の方よりの
ヒアリングをさせて頂く予定です。

大船渡市「みんなのとしょかん」設置&8月9日の動き

 活動資金の支援を頂きました!
栃木県天台仏教青年会さま

書籍の支援を頂きました!
本に元気を込めて送ろう!プロジェクトさま

物資の支援を頂きました!
茨城県 神立 久美子さま

ご支援ありがとうございます。

今日は、大船渡市綾里(りょうり)地区へ、5館目となるの図書館の設置。
岩手県への設置は今回が初めてとなります。
早朝4時に集合し、一路大船渡へ。
途中渋滞などもあり、到着したのは午後1時。

この綾里地区は、大船渡市の中でも旧三陸町にある地域で、
この地区には学校図書館以外、図書館が無いのが現状です。
そのような点も含め、出来れば末長く活用して頂きたいという想いもありました。
そんな中で、B&G海洋センターさまの敷地内にコンテナハウスを設置させて頂く
事になりました。

この海洋センターは、プールなども併設し、子どもたちがよく利用する施設です。
そして、送迎する親御さんたちも多いので、 多くの方が利用できる絶好の場所でもあります。
また、すぐ近くにある綾里中学校の校庭には仮設住宅が設置されており、現在80世帯の方が
生活されています。少しでも、コミュニティの醸成につながれば良いと思います。

設置を了承した頂いた、B&G海洋センターさま、繋いで頂いた大船渡市社会福祉協議会さま、
国境なき奉仕団の桑原さま、当日取材をして頂いた地元紙の東海新報さま、
本当にありがとうございます。

今回の支援内容は、
コンテナハウス
本棚 5台
書籍 3500冊
管理備品 一式
となります。

設置には、足利からお手伝い頂いた青年会議所メンバー、OBメンバーの他に、
現地の社協さん、体協さんのスタッフさまも手伝って頂きました。

今回は本当にスムーズに設置が出来、本棚の設置から書籍の配置までに、
2時間とかからずに設置を終える事が出来ました。
これも、当日お手伝い頂いた皆様の協力もさることながら、
事前の仕分けに協力していただけた足利青年会議所メンバーならびに
栃木県天台仏教青年会メンバーの皆様の協力のおかげです。


おかげさまで無事に設置も完了しました。

昨日、地元紙である岩手日報さんから電話取材があり、話をさせて頂いた折、
記者さんが現地の取材に行った際、すでに地元の中学生などが
利用していたとの話を伺う事が出来ました。嬉しいですね。

また、設置させて頂いた入口に上記のポスターシールを貼らせて頂きました。
今回の図書館設置に際し、特にお力添えを頂いた企業、個人名を記載したものです。
今後は今までに設置させて頂いた図書館も含めてこのようなシールを貼らせて頂く
予定です。

 

その後、東松島市の「みんなのとしょかん」が設置されているグリーンタウンやもとに
お伺いさせて頂き、支援物資をお届けしました。

支援したのは
ノートPC
プリンタ
エアロバイク 2台 です。

エアロバイクの支援に関しては、スポーツメーカ―のミズノさまと、
地元のスポーツ店でもあり、今回の図書館設置に際してもご協力頂いた
アベスポーツさまのご尽力を頂きました。
本当に感謝です。

ちなみにPCとプリンタは店舗限定品を並んで買いました…
そんなに資金に余裕はないので…

今回、そこまでして支援をさせて頂いたのには理由があります。

現在、被災地では避難所から仮設住宅に移る時期になってきました。
しかしながら、仮設住宅内では、
・責任者がなかなか決まらない
・個人情報でもあるので、誰が移り住んだのか等の名簿が無い
・経済的にも余裕が無い中で、周囲との関係にまで気が回らない
・自治会費なども集めづらいため、自治会運営もままならない
などの問題が多くあり、コミュニティの形成が非常に難しい状況にあります。
ニュースなどでも、仮設住宅内の孤立化、孤独化はよく取り上げられていますが、
実際に深刻な状況です。

そんな中このグリーンタウンやもとの仮設住宅は素晴しいコミュニティを
作られています。
住民の方が自ら積極的に動き、自身の仕事もままならないのに、協力し合い、
住民ボランティアを組織し、仮設住宅一軒一軒を歩いて回り、名簿を作り、
地域みんなで出来る事を常に模索している。
図書館の管理もそのような方々がいるからこそ成り立っています。

さらに1カ月程度しか住んでいない仮設住宅で、自分たちで夏祭りを企画し、
その売り上げを自治会費として活用する計画を考える。
もちろん個人への収益など一円もありません。

色々な企画を考えていました。
強制ではなく、任意での参加を促す姿勢なども本当に素晴らしいものです。

 色々な仮設住宅にお伺いさせていただいていますが、
この地区は間違いなく、今後の仮設住宅でのコミュニティのモデルに
なり得る地区だと思います。
そして、他地区から視察され、目標となるようなコミュニティになって欲しいと思います。

「みんなのとしょかん」が提供させて頂きたいのは、本という物だけでなく、
その貸し借りなどを通じて出来るコミュニケーション、
図書館がある事によって生まれるコミュニティ、
つまり人の交流を支援したいのが本来の目的でもあります。
いくら物を支援しても、それを活用できる「人」が、「地域」がなければ私たちの活動は
何の意味も為さないのです。

この東松島市の仮設住宅のモデルが他の地区に広がり、
自分たちもこんなコミュニティを作りたい。
そういった目的を持った方々を私たちが支援させて頂く。
そんな流れが少しでも増える事で、私たちが支援できる幅も
広がっていくと考えています。

 支援して頂いた人も、
支援された人も、
そして繋ぐ私たちも、
全てが良かったと思う支援を継続したいと思います。

全ての皆様に本当に感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コラボポスターについてのお願い

「みんなのとしょかん」のコラボポスターについて
多くのお問い合わせを頂きありがとうございます。

こちらのポスターは、
支援の呼びかけや広報などに使って頂くのが目的であり、
すでにご支援いただいている企業、団体、もしくは今後支援を
検討していただいている企業、団体のみへのご提供となります。

またポスターの下部には貴社(団体)名が入る事になります。
このままの状態ではお配りする事は出来ません。

コラボポスターの一例です。
パターン①

パターン②

ご希望の方は、自社(団体)名をメールなどでお知らせいただき、
ご希望のパターンをご記入下さいますようお願いします。
ロゴなどがある場合は、イラストレーターのデータもしくはJPEGで
お渡しいただければ記載する事が可能です

何卒ご理解のほどお願いします。

8月5日の動き

この日は先日図書館を設置させて頂いた東松島市へ回覧板を届けに。

何故に回覧板?
と思うかもしれませんが、
実は回覧板を使えるためには大きく2つの事柄が必要です。

一つは、管理できる組織(自治体)が存在すること。

もう一つは、告知できるような出来事(イベント)がその仮設住宅内にある、
ということです。

この2つがある仮設住宅というのは、実はまだあまり多くないのです。
色々な地域から人々が急に集まった仮設住宅というものは、
コミュニティがなかなか確立しづらい状況にあります。

実際いくつかの仮設住宅に図書館を設置する話を頂いたものの、
実現できない多くの理由がそこにあります。

責任者・協力者の不在です。

自主的な自治組織の構築は仮設住宅で住まう人たちの孤立感を防ぐ
出来ます。
その中で、この東松島市の仮設住宅「グリーンタウンやもと」は、
かなり住民の方の意識が高い場所と言えます。
住民の方によるボランティア組織も出来ており、様々な取り組みを行って
います。
この日も、10日に(自主的に)行われる、夏祭りを盛り上げるため、
京都の方が浴衣を届けに来てくれていました。

この集会所は「ひまわり集会所」と地域の方により命名され、
集会所の前の掲示板はすでに貼る場所が無いほど、多くの
イベントや案内が掲示されています。


全ての仮設住宅でこのような光景が見れると良いのですが、
残念ながらまだまだごく一部と言っていいでしょう。

私たちの設置する図書館が、そんなコミュニティを作る
きっかけとして活用されてくれれば一番有り難い事なのですが…

そんな事を考えつつ、
地元に戻り、今度設置する大船渡の図書館の書籍の仕分けを
足利青年会議所の皆さんの協力のもと、行わせていただきました。

今回の仕分けは約2000冊。
ジャンルごとに分け、
ジャンルのラベルを貼り、
箱詰めする。

あいかわらず根気のいる作業ですが、
本当に遅い時間までお手伝いを頂いた結果、
何とか次回分に間に合う所まで出来ました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

9日、火曜日に
皆様から頂いた書籍を大船渡市へお届けさせて頂きます。
ご支援いただきました皆様、本当に有難うございます。

8月3日の動き

書籍の支援を頂きました!
宮本 純さま
津田 祐さま
宮崎久美子さま
(中崎町ここから塾)

ご支援ありがとうございます!

おかげさまで、最近は多くの方に活動を知っていただいたおかげで、
様々なご支援を頂けるようになりました。
書籍に限らず、図書カードや図書館に飾る子どもたちが作った絵など、
本当に多岐にわたります。

また、「中崎町ここから塾」の宮崎様におかれましては、多くの方にお声掛けして
頂き、それぞれの「想いのこもった一冊」を数多く集めて頂きました。

中崎町ここから塾 さま
http://ameblo.jp/bis-cocokara/entry-10881883941.html
本当にありがとうございます。

そして、リクエストがあった各団体様や企業様が支援活動をして頂ける際の
ツールとなるポスターも出来上がりました!

いわゆるコラボバージョンです。
「みんなのとしょかん」
     ×
   〇〇〇〇
と企業名や団体名を記入する事が出来ます。

ご希望の方はご連絡ください。

最初はごくわずかな資金とツイッターでの募集のみで始めた
「みんなのとしょかん」プロジェクトですが、
・日本財団さま 
・三菱商事さま
・天台宗 一隅を照らす運動さま
より資金的にも助成を頂ける事になり活動も幅広く行えるように
なってきました。

大変ありがたいとともに、今後は今以上にしっかりとした管理と
図書館の設置計画が必要となるのもまた事実です。

とはいえ、図書館一館を準備するのは正直費用はかかります…

コンテナハウスは中古でもやはり費用がかかります。
陸送費も結構な額です。
そのほかに本棚や管理備品までの支援となると、そう簡単に
資金が準備できるものではありません。

しかし長い目で見て、いざとなれば移動もしやすいコンテナハウス形式の
図書館支援は、刻々と変化する被災地の状況に順応しやすく、結果的には
地域の方に末長く愛用して頂ける事に繋がります。

それは、多くの方が力を貸してくれた事が良い意味で長く活用されるということであり、
支援させて頂く側にとって何より嬉しい事です。
今後も地域に喜ばれ、必要とされるための支援のあり方を常に模索したいと
思います。
みなさまのご支援、本当にありがとうございます。

 

ここ数日は来週に設置する大船渡の図書館の準備をしています。
もともと設置予定となる大船渡市の旧三陸町地区には図書館が無いとの事、
であれば、ずっと喜んで利用して頂ける図書館を設置したいという気持ちがあります。
年齢層や地域の人数等をしっかりと確認し、地域に必要として頂ける図書館が
設置できるように頑張りたいと思います。

上の写真は東松島市の「みんなのとしょかん」への
リクエストノートです。
少し見づらいですが、
「君に届け」「ミッケ」「おまじないの本」「犬の本」など、子どもたちからの
リクエストが多く記載されています。

すべての図書館にこのようなリクエストノートを設置していますが、
もう少しリクエストがあっても良いのかな、と思う時もあります。

 そんな事を思っていた矢先に慶應大学の学生さんが卒論で
「みんなのとしょかん」での利用状況を取り上げたいので、
利用者へのアンケートを取りたいとのこと。
こちらとしても、地域に住まう方のニーズを知ることが出来れば
末長く利用される図書館の設置に繋がります。
こちらも喜んでサポートさせて頂く事になりました。

先日、東松島大塩の「みんなのとしょかん」があるグリーンタウンやもとにて、
アンケートの製作のため、真剣にヒアリングをされていました。
地域の方の笑顔につながる、良いデータが取れる事を期待します。

明日は渋谷に向かい、サムライファクトリー様から漫画をお預かりします。
今回は3000冊のマンガの支援をいただく事になっています。
すでに4回目の支援となり、総数は10000冊以上となっています。
担当のダニエルさん、本当にありがとうございます。
またお世話になってしまいます…

本当に多くの方の力を頂きながら支援が出来ることに
あらためて感謝申し上げます。
ご支援いただいているすべての皆様、
本当にありがとうございます。

7月30日の動き

活動資金のご支援を頂きました。
ミヤモト ジュンさま
キリヤマ タエコさま
天台宗 一隅を照らす運動さま

書籍のご支援を頂きました。
神立 久美子さま
フルライン㈱さま
ご支援ありがとうございます!

 最近は色々な方や団体からお問い合わせを頂くようになりました。
「共同で支援をさせていただきたい」
「取材をさせていただきたい」など、
本当に多くのお話を頂きます。

すべてのお話に対応できていない事があり、
お返事が遅れている事もあります。
なるべくすべてのお話にお返事したいと思っていますので、
しばらくお時間を頂ければ、と思います。

そんな中ではありますが、先日は今までに設置させて頂いた
図書館にリクエスト品のお届けと、ヒアリング。

4館目を設置した東松島の仮設住宅では、
図書館を少しでも快適に利用できるよう、
住民ボランティアの皆さんが色々な取り組みを
行っていました。

「ひまわり集会所」と名付け、有志で住民ボランティアを募り、
様々な取り組みを行っています。
棚ごとに番号シールを貼り、仕分けと片づけをしやすいように
丁寧にまとめていました。 

とは言え、自治会組織が出来ている訳でもなく、
自治会費なども入らない中、こういった活動を継続するのは
やはり大変です。

 そんな経緯もあり、仮設住宅のコミュニティを醸成し、かつ
自治会としての運営費をある程度集めるために
8月10日に夏祭りを行う事になりました。
夏祭りで売店や縁日を行い、その収益を自治会費として
活用するとの事。
現在はその準備に忙しく動いています。
やはり前向きな方の姿勢には本当に学ぶべきものがあります。

 

また、先日炊き出しの終了が決まった石巻の湊中。
今まで管理人をお願いしていた千葉さんもそろそろ
仮設住宅への移動を考えなくてはなりません。
当然、図書館もどうしようかと思っていたのですが、
9月まで、ボランティアグループがここでコミュニティカフェを
行いたいとの事。
図書館も出来れば置いておいてほしいとお話を頂きました。
勿論断る理由はありません。
ということで、まだしばらくは地域の方に利用していただける事に
なりました。
とりあえず一安心です…

来週には大船渡市への設置を行い、
その後、亘理町への支援を考える事になります。

今は夏休みです。
できれば、夏休み期間中までに子どもたちに
一つでも多くの図書館を提供できるよう
設置を進めたいと思います。