石巻センター館の広部です。
やたら寒くなってきました。
震災後から今まで、冬になるとユニクロのヒートテックがすごい勢いで売れて、すぐに品切れになっていたのを思い出します。
としょかんも隙間風と闘う季節です。
しかしながら、子供たちは元気・・・。
特に何するでもなく、学校帰りに寄ってくれたりするのですが、
近くにオープンしたコンビニでおでんパックを持っていたのを見て驚きました。
「お前ら、よくそんな一人一つずつおでん買うお金あるな。お金持ちだな。」
「おにいさん、知らないの?汁はただなんだよ?」
「え!?最近のコンビニって、汁だけパッキングしてもらえるのか?」
「うん、でも何か買わないといけないから、3人で僕だけ卵一つ買ったけど。」
「むー、そうだったのか。まあいいや、一口くれ。」
という会話がありましたが、最近の子供たちは、駄菓子屋さんではなくコンビニで、限りあるお小遣いをうまく活用して適応しているんだなあと変に感心してしまいました。
寒い時には、温かいものは体に染みますね。
一口もらって、最近のコンビニは味が馬鹿にできないなあと思っていると、「おにいさんの分ももらってきてあげようか?そこのとしょかんの人の分って言えば、くれると思うよ。」と提案されたので、それは丁寧にお断りしておきました。
マンガも読まず、本も借りず、ゲームもせず、おでんの出汁をすすりに来る。ちょっとだけ図鑑を眺めたりする。図書館としては飲食も含めてどうかという意見もありますが、みんなのとしょかんはこんな感じで良いような気がします。そこへふらっと大人が入ってきて会話が始まります。2階にいると、見ず知らずの大人が、子供たちに片づけをさせる声も聞こえてきます。同じ地域に住む者同士、としょかんで知り合いになった方もいるようです。
ひょっとしたら、恋も始まっちゃうかもしれませんね。
みんなのとしょかん事務局に、栃木県宇都宮市の西村さまが、たくさんの本を届けてくださいました。
何と段ボール25箱、さらにカラーボックス3箱分も。。
しかもたくさんのメッセージが添えられていました。。
このようにたくさんの支援を預かるのは、大変ありがたいと共に、しっかり届けなければ、と気持ちも引き締まります。
お預かりした本は、秋の書籍ローテーションの他に、準備を進めている夕張のとしょかんの蔵書として活用させて頂きます。
本当にありがとうございます!
地元足利市で、火の上を渡る「火祭り」が開催され、そのイベントの中で、主催者さんが、
みんなのとしょかんを取り上げていただく時間を作って下さいました。
お祭りの楽しい時間を10分程頂き、図々しくも活動の紹介と、仮設住宅の皆さんが作った、手づくり製品のご案内。
たった10分の話にも関わらず、たくさんの方が感心を寄せて頂き、購入もしてくれました。中には、お財布にあった図書カードを支援してくれる方まで。
その後も感心を寄せてくれた方々と話をする機会がありましたが、イベントや講演など、直接顔を合わせる事が出来る場は、やはり貴重ですね。
これからもご要望には可能な限り、応える事が出来れば、と思います。
栃木県の佐野市立城北小学校にて。
大切な授業の時間をお借りして、みんなのとしょかんのお話をさせていただきました。
今回の話を通じて、子ども達が自ら出来る支援を考えて、行動してもらう事が目的です。
余った時間を活用し、子ども達から、としょかんに置いた方が良い、と思うオススメ本を聞き始めたら、
挙手が止まらず、ご迷惑をお掛けしてしまいました。。
反省しつつも、たくさんの子ども達が興味を示してくれているのは嬉しいものです。
活動に理解を示していただいた学校関係者の方に心より感謝申し上げます。
先日夕張にお伺いし、現地の確認と、としょかんを管理して下さる地域の方とお会いさせて頂きました。
色々な場所を視察し、地域の方とお話しさせて頂いた結論から言えば、
「としょかんを来春4月頃に設置する」ことに決めました。
急がせてしまった方には申し訳ありません。。
わたしたちの目的はとしょかん(ハコモノ)を設置することではなく、
「としょかんからはじまるコミュニティをつくる」事です。
仕組みの構築が何より大切です。
私たちの見立ての甘さもありますが、2007年に財政再建団体に指定された地域を立て直そうと努力されてきた地域の疲労度は相当です。
地域の方ともっと情報を共有し、多くの方と連携した仕組みを創る事が大切だと痛感しました。
本当の意味で、
地域に愛される場所をつくらなくては意味がありません。
これからも定期的にお伺いし、
地域の方と丁寧な話し合いを進め、
各地の方へのお力添えをお願いしながら、
出来て良かった、と言って頂ける場所を造りたいと思います。
これからも進捗状況をお伝えします。
大変な地域かもしれませんが、一時なくなっていた夕張もみじ祭りの復活や、ゆうばり小学校の学習発表会など、嬉しくなる情報もいただきました。
このように努力されている方々の支えになるような場所でありたいと思います。
関心を寄せて頂いている皆さま、
今後とも、この地域に心を寄せて頂ければ嬉しく思います。
8月の夏休み期間中に、東松島市グリーンタウンやもと仮設住宅などで2日間のボランティア体験を行った、佐野日大高校の3年生の皆さん。
仮設住宅に住む子どもたちの学習支援などの他に、地域の方と手作り製品の製作も一緒に行いました。
その後、9月に行われた高校の文化祭で、自分たちの体験を伝えるだけでなく、一緒に作った手作り商品を販売し、募金も集めてくれました。
そして今日、その売り上げと募金、そして参加した皆さんからのメッセージをお預かりしました。もちろん、今回の企画は私たちが考えたものではなく、全て高校生の皆さんが自ら考えたものです。
単なる体験に終わらず、しっかりと形にして、そして相手にお返しする。
若い彼らから教えて貰う事がたくさんあります。
ちなみに、幾人かは今度の日曜日には受験が控えているとの事。。
そんな貴重な時に、このような事をして頂けたこと、本当にありがたく思います。
必ずお届けいたしますね。
先日、みんなのとしょかんの事務局がある栃木県足利市で、
「まちなか元気市」というイベントが開催されました。
中心市街地の活性化に取り組む地元の皆さまのイベントですが、
そのイベントに「みんなのとしょかん」として出店させて頂きました。
当日は、団体としてのPRの他に、としょかんが設置されている地域で、
仮設住宅に住む方の手作り製品の販売も行いました。
「みんなのとしょかんの活動をもっと地元の方にPRすべきだ」という、
主催者の奈良さんをはじめ関係者の皆さまのご厚意によって今回の出店の運びとなりました。
日々の活動を色々なカタチで応援して下さる方がいるのは、やはり嬉しいですね。
皆さまのご配慮に感謝です。
それとご報告。
先日、神戸のラジオ関西さまに電話で出演させていただきました。
その後、多くの方より放送を聞いた、と本を送っていただきました。。
それ自体、とても嬉しいのですが、ラジオを聞いた方が他の地域の方にも声を掛けてくれたらしく、
紹介されたから、、と別の地域の方からも本が届きました。
私たちの活動は、人のアクションがなければ成り立ちません。
そんな中で、自分はもちろん、他の方にも伝えてくれる、プラスアルファのアクションまでしてくれる方がいます。。
届いた本を見ると、そんな皆さまの支えの上に今の活動がある事を改めて実感します。
皆さま、いつも、いつも、本当にありがとうございます。
みんなのとしょかん代表の川端です。
先日は、小平市中央図書館にて講演させて頂きました。
2時間の講演のうち1時間15分が講演。残りの時間はすべて質疑応答に。。。
私が一方的に講演を行うよりも、皆さんから意見を頂ける対談形式の方が楽しく、勉強になる事が多いですし、どんな質問が飛んでくるのか?という緊張感もありますので。。
ただ、質問が無い場合も想定し、「講師からの逆質問コーナー」も用意していたのですが、参加された方の意識が高く、たくさんの参加者よりの質疑応答が切れることなく続き、逆質問をすることなく時間終了となってしまいました。
参加されている方の意見を伺っていると、自分の住む地域を思う気持ちが良く伝わってきます。
被災された地域も、過疎の地域も、都市部においても「コミュニティ」が希薄になっている状況は変わりありません。
そんな中で、様々な立場、様々な考えをもつ方と意見を交わせるのは、ただ講演を聞くよりも、意味のある事になると思っています。
主催して頂いた小平図書館友の会さまは、皆さまの感想を当日のうちにまとめて送って頂きました。このようなスピーディーな対応は心に染み入りますね。
そしてご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。