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お詫び

みんなのとしょかんは多くの方より本や、図書カード、活動資金等をお預かりしながら運営しています。その中でご支援を頂いた方々にはお礼のご連絡をさせて頂いております。
しかしながら先日、私どものミスにより、ご支援を頂いておきながら、支援者にその旨の連絡が届いていない事例があり、その方よりご指摘を頂く事がありました。

私どもは文字どおり皆さまの支援を預かる身である以上、確かにお預かりした、というご報告は必ずしなければいけないものです。にもかかわらずその後の報告がされていないという事は、本来あってはならないものです。

ご支援をして頂いた方には本当にご迷惑をお掛けするだけでなく、ご不快な思いもさせてしまった事だと思います。

今後はこのような事が無いよう、
・到着したその日のうちにご連絡をさせて頂くこと、
・各としょかんに掲示したみんとしょサポーターのご芳名を近日中にHP上でも公開する事
など、確認を徹底させていただきます。

大変申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます。

石巻センター館より

こんばんは、石巻センター館の広部です。
一気に寒くなってきましたね。まだ冬用タイヤに履き替えていない私はびくびくしています。

ちょっと気が早いのですが、周りはクリスマス気分に彩られ始めました。としょかんも空気を読んで飾り付けです。

今年は、地元の高校生たちが(普通にとしょかんを利用しにきていただけなのですが)、よろこんで飾り付けを手伝ってくれました!!というよりも、正直に話しますと全部やってくれました、、、。
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ありがとう、館長は嬉しいです。
飾る場所のセンスもひかります。

毎年そうなのですが、夕方から暗くなるととしょかんの中が幻想的になります。今年もすごくきれいになりましたので、写真は次の機会に。去年も通勤でとしょかんの前を通る方からよく、きれいですねとか、ほっとします、等の感想もいただきました。ガラス張りなので道路側からよく映えます。

手伝ってくれたみなさん、本当にありがとうございました。
これにこりずに、また来てくださいね!!

長文ですが、、

みんなのとしょかん、代表の川端秀明です。
いつも活動を支えて頂き、本当に有難うございます。

おかげさまで、メディアの方より取材を頂いたり、
講演の機会を頂く事が増えました。
どうしても時間を実際の活動に使いたいバランスがあるので、
今年は、今現在お受けしている講演以外をお断りしてしまい、
折角お話を頂きながら、ご迷惑をお掛けしています。
どうかご理解ください。。

なので、その方々にも聞かれたことを、
この場で書かせて頂きます。
長文になりますので、ご理解ください。。

よく頂く質問で、
「現在の活動を始めたきっかけは?」
というものがあります。

本当は志の高い事でも書きたいのですが、
実はあまりカッコいいものではありません。。

この活動を始めたのは震災がきっかけです。
そして、とある出来事が影響しています。
それはこの写真の一コマです。
写真 2011-05-07 15 30 53

震災が起こって、
何度も何度も被災地に入るけど、
自身は何も役に立つ技術も資格も持たず、
個人なので資金も限られていて、
本当に自分は役に立っているのか、と思いながら、
それでも出来る事を、とただやみくもに行動していた時に、
写真の光景に出会いました。

写っている方は地元の漁師さん。
聞けば、目の前に浮かんでいる家が自分の家で、
大切なものも家の中に入っているし、
このままでは舟を出すことも出来ない。
と悩んでいたところでした。

とは言え私はもちろんなにも出来ず、
ただ話を聞くことしか出来ない中で、
一緒にいた方は、
すぐに重機を手配し、自身で動かしながら家を吊り上げ、
チェーンソーなどで危険な部分を取り除き、
必要な家財道具を取り出されました。
そして安全な場所まで家を移動し、
船の出入りを出来るようにされました。

その間、重機はもちろん、チェーンソーすら満足に扱えない私は何も出来ず、その光景を見つめるだけでした。
帰り道は無力感でいっぱいで正直憶えていません。
何しているんだろう、俺は、、と思いながら。。

その後、自分も役立つ技術を覚えようと思いましたが、
正直不器用なので、なかなか上達しませんでした。
そして、そんな技術ではこの状況では役に立たないこと位は、
あきらめの悪い自分でもさすがに理解出来ました。

人の役に立つ技術や資格を持たず、
かといって資金が豊富にある訳ではない。。
それでも、そんな人間でも出来る事は何か?を考えたとき、
ただいろんな場所に行って、困っている人の声を聞いて、
その声をつないで、何とか広げる事だけでした。

自分は何も持っていなくても、
もっている方と繋げる事は出来るかもしれない。
劣後順位というか、、
自分の能力の無さを認めて、出来ない事を考えて、
代わりに出来る人とつながろうと。。

その活動の中で、
本を読みたいという声に出会い、
その声に応えてくれるたくさんの方とのご縁があって、
そして色々な人のアイディアが集まり、
としょかんというカタチになりました。

みんなのとしょかんは、私たちが何もできなかったからこそ、
生まれた活動です。
謙遜とか、そんなものでもなく、
そんなカッコいいものではないのです。

だから私たちの活動は、
今も多くの人の力を借りなければ何も進みません。
みんなのとしょかんとは、文字通りみんながいなければ出来ないものです。
でも、その活動によって、
本当にたくさんの方とご縁を繋げる事が出来ました。

おそらく自分たちだけで活動していたら、
きっと行き詰っていたと思うのです。
関わってくれる皆さんが新しい道を広げてくれています。
もっと頑張ろうという活力も提供してくれます。

なので、お世辞とか社交辞令とかではなく、
本当に心から支えてくれる皆様にはただ感謝しかありません。

本を届けてくれる皆さま
図書カードを届けてくれる皆さま
みんとしょサポーターとして、いつも活動を支えてくれる皆さま
学校行事やイベントを通じて、私たちへの支援活動を行ってくれる皆さま

今日もたくさんの本が届きました。
募金をしてくれた方の寄付金も届きました。
このような連鎖で今も活動が継続できています。

そのエネルギーをくれる、一人ひとりの皆さま、、
本当にありがとうございます。

質問にお答えできているかは分かりませんが。。

長文にお付き合い頂き、
ありがとうございました。