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相手を指差す前に、自分を指差して考える

自戒を込めた文です。。

昨日、とある方からご相談を受けました。

「ウチの地域にとしょかんも含め、支援をしてほしい」

必要とするものは、
としょかん、
カフェ、
子どものあそび場、
その他たくさん。。。

いつまでにと聞けば、
「来月中には必要なんです」。。
いままで、子ども支援として入っていた団体が、
資金が底をついたため、今月いっぱいで撤退するとの事。

その後継として、
入ってほしいとの事でした。
しかし、規模が私たちのキャパシティーを超える
内容です。。

私たちの団体の活動資金は、
助成金と皆さまからの寄付で成り立っています。
多くの方から、支えてもらっていますが、
定期的な維持費も相当額必要なため、
リクエストを受けてすぐに準備できるほど、資金的余裕は、
残念ながらありません。。。

「すいません。急に言われてもさすがにいきなり来月は厳しいです。
資金を集めるのと、ニーズのリクエストも聞く必要があるので、
出来れば年末あたりまで待って頂ければ。。」

「時間が経ってしまっては、地域のコミュニティは崩れちゃうんです!」

相手も必死なので、どうしても語気が荒くなってしまいます。
自分の地域のため、色々な所にあたっている事が
良く分かりました。。

・・・

結局、お互いに他の団体も探して早く出来るところを探してみる、
という結論で電話を切りました。

悔しいですね。
何度このようなやり取りを繰り返してきたか。。
もちろん、個人的に思うところはあります。
全ての地域のニーズに応えることなどできない事も
十分理解しています。

でも、このケース以外でも
本当に必要とされる場所に、
いまだ提供出来ていない現実を
叩きつけられるのはやはり辛いですね。。

もっと、自分たちの資金に余裕があれば、、
もっと、自分たちの活動が広く知られれば、、
もっと、もっと、、、
そんな欲ばかり出てきてしまいます。

そんなときに見たニュースは、
「復興関連の予算が全然関係ないところに使われている」
といった内容。

正直、頭に来ます。
「何でそんなところに!!」
と思ったりもしますし、
「その予算があれば、、」
という意味のない想像をして、
悲しくもなります。

でも、一番反省すべきは自分の行動です。
「自反尽己」…自反とは指を相手に向けるのではなく、自分に向ける。
すべてを自分の責任と捉え、自分の全力を尽くすこと、
とありますが、本当にその通りです。

指をくわえて、文句を言っている暇があれば、
自分が出来ることをしなければだめですね。

この2年で地域から支援を求められても、
それに応ずることが出来ない、自分の能力の限界を知る事ができました。

知ることが出来たからこそ、多くの人の支えが
大切な事をもっと理解しなくてはなりません。

そのうえで、支えてくれる方々に、
何がお返しできるのか、?
真剣に自分が出来る事をもっと考えようと思います。

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