先日、
地元の県議会議員さんからご相談を受けました。
その方は
自身の給与を30%カットしておりますが、
そのお金を被災地の支援に役立てたい、
との事でした。
「みんなのとしょかん」に、
という案も頂いていましたが、
同じ地元(選挙区)ですので、
それは問題となってしまいます。
ちょっと残念。。。
とは言え、
個人に預けることも出来ないので、
どこか良い団体はないか?
という内容です。
とりあえず、
宮城県のある団体を紹介させて頂きました。
残念ながらさほど予算が無いので、
私費は取らないながらも、
とても真剣に地域の復興に対しての公益的な活動を
行っている団体です。
先方に話をさせて頂いたところ、
突然の申し出に大変驚いていましたが、
本当に喜んでいました。
その相手の反応を聞いたときに、
改めて感じたことがあります。
支援というものは、双方向のものではなくて、
他の人につないでいくものなのだと。
誰かに受けた恩を、
別の誰かにつなぐ。
そしてその方はまた別の誰かに。。
私たちの団体は、
本当に多くの方に数えきれないほどの
恩を頂き、今も頂いています。
その大きさは、とてもお返しできないのではないか、
と思ってしまうほどです。
であるならば、
その受けた恩を、自分たちより大変な方々へ
つないでいく。
その繰り返しがあって、
初めて支援の輪が広がるのでしょう。
私はそのお金を受け取ることは出来ません。
また、自分の団体は資金を提供できるほど
裕福でもありません。
でも、
その議員さんの心意気と、
支援を受ける団体の喜ぶ声、
その両方を見ることが出来て
幸せな気持ちになることが出来ました。
この絵本の翻訳も、
絵本を支援して頂いた人がいて、
翻訳をして頂く人がいます。
その人たちの支援を、私たちがつないで
翻訳絵本という形にして、
必要としている方へ、またつなぐ。
私たちの活動は、つなぐことの大切さを
体感できるものだ、と感じることが出来ます。
結構、幸せですね。