東松島市のひまわり集会所へ。
この日もたくさんの人が、
ストラップや、ネックレスを丁寧に作っていました。
一つ一つがとても細かい作業です。
もはや職人の域になっています。
最近は10時から3時まで、
昼食時は休憩をはさんで制作を行っています。
今まではこの作業も住民の皆さんによって、
すべて無償で行っていましたが、
最近、少しだけお手伝いに対しての
報酬が支払われるようになりました。
少しずつ変化しているのですね。
この日お邪魔した目的は、
主に運営についての話し合い。
ひまわり集会所が抱える、
目下の心配事はさまざまです。
例えば、
クリスマスパーティーで使用する
子どもたちへのプレゼントの準備。
去年はボランティアさんも多く、比較的容易に
準備できましたが、
今年は訪れる方も減っており、
準備に苦労しそうだ、との事です。
メディアの取り上げる数と比例するように、
支援の手は明らかに細くなっています。
そんな中でも前向きな姿勢な方々、
もう、集会所はクリスマスの準備が。
ハロウィンも終わり、
運動会も行い、
次はクリスマスに向けての準備。
不安はあっても前向きに取り組む。
その姿勢にはただ脱帽です。
とは言え、
全ての面で、完全に自立をするには
もう少し時間は必要です。
浜に向かえば、
取り壊しを待つ家々。
沈下した地盤から湧き出る海水。
今も変わらぬ風景です。
メディアが取り上げないのは、
復興が進んだからではありません。
以前から見ても、被災地は大した変化が無い、
つまり取り上げても、見る方に興味を持たせ辛いから
取り上げないだけです。
変わらぬ風景を見る人の気持ちは、
やはり複雑なのですが。。