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幅広い支援を。。。

「みんなのとしょかん」の活動を行う中で、
さまざまな場面に出逢いました。

リラックスできる場所が欲しい、、
何かに打ち込むきっかけが欲しい、、
みんなで集まる場所が欲しい、、

たくさんのニーズを聞き、
出来ることは限られていますが、
それでもたくさんの方々の協力のもと、
少しだけ、役に立ってきたつもりです。

でも、
どうしても改善できていない大きな問題があります。

それは「学ぶ機会」の提供です。

以前もブログで書きましたが
被災地に伺う中、さまざまな場面で
地域間の学力の格差は感じていました。
都市部と地方のその学力差は、
想像以上です。

被災地の復興はおそらくまだまだ掛かります。
そんな中、これからの復興をデザインしていく上で、
若い方々の力は必要不可欠であり、
特に、いち早く高齢化社会を迎える地域において、
数少ない若者の学力向上は生命線とも言えます。

でも、それを教える場所が少ないのです。
地域によっては皆無ともいえます。
図書館や書店もない地域もあるのです。
それも仕方なかったのかもしれません。

でも、今までとは状況が変わってしまっています。
被災地に対する興味や関心、何より支援の手は徐々に細くなっていて、
いずれ自分たちだけで復興を行わなくてはならない地域も
出るかもしれません。

残念ながら出るでしょう。。
しかも近い時期に。。

そんなときに、
地域に学べる場所がある、
学ぶ機会を提供する場所がある、
というのは、長期的に見てとても大切な要素と言えます。
学ぼうとする意志を育てるだけでも、
その意志こそが地域再生の大きな力となるはずです。

何もこれは被災地に限った事ではありません。
全ての国で、すべての地域でも同じことが言えるのだと思います。

「としょかんからはじまるコミュニティをつくる」
「知の不均衡を是正する」

これが私たち「みんなのとしょかん」の目的です。
でも、この目的を見ると
この問題が起こっているのは何も被災地に限った事ではないのです。
すべての国、すべての地域で起こっている問題なのだと分かります。
そして、自分自身のごく身近な地域でも起こっているのです。
という事は、被災地における問題解決の手法が、
身近な地域の問題解決法になるかもしれません。
また、逆も言えます。

ですので、これからも被災地の支援は勿論継続して行うと同時に、
さまざまな地域の問題にも目を向け、自分たちの出来ることは
行っていきたいと思います。

しかし、そんな活動の中でも、
支援される地域や子どもたちにとって、
支援する企業や団体にとって、
そしてそれを見る多くの方にとって、
意味のある行動をしていきたいと思います。

何か、文章ばっかりでしたね。
すいません。。

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