先日よりクラウドファンディングのサイト、
「READY FOR」さまに、
山元町にみんなのとしょかんをつくるための
ご協力のお願いを出させて頂きました。
READY FORさまのサイト
https://readyfor.jp/projects/mintosho
宮城県山元町は、宮城県南部、福島県に隣接する
人口13000人の小さな町。
東日本大震災で多くの被害を受け、
沿岸6地区は壊滅しました。
また、津波被害後の警戒区域の設定が広かったため、
ボランティアの受け入れが思うようにならず、
復旧がかなり遅れてしまった地域でもあります。
そんな中、地域の有志の方が
ボランティアの受け入れが出来ない地域でも、
がれきの撤去や復旧が進むようにと、
自主的にボランティア組織を立ち上げたり、
他よりも遅れてしまった自らの地域の復旧を目指すため、
残った地域住民が定期的に話し合う場を設けています。
しかし、
その話し合う場となるべき場所、
公民館などの施設はこの地区にはありません。。
津波で沿岸部にあった公民館は被害を受け、
すべて解体されてしまいました。
そして、地域の方の中心的存在であった、
JR常磐線山下駅も、復旧不可能と判断され、
解体が決まってしまいました。
地域の方は本当に自分たちの地域をどうにかしようと、
自分たちの時間を削り、
努力をされています。
しかし、周囲を取り巻く環境は
日に日に厳しさを増しています。
「このまちにとしょかんを造ってもらえないだろうか?」
はじめてこの声を聴いたのは、
実は2011年の8月でした。
このまちには公民館の中にある図書館以外、
単独の建物としての図書館がありません。
そういった経緯もあり、
としょかん設置の準備をすすめました。
しかし、予定していた場所の利用許可が下りず、
設置を断念せざる得ませんでした。
その後、何度かとしょかん設置の声を聴くたびに
色々な話し合いを進めてきました。
そして去年の8月に、沿岸部に近い普門寺様の境内に
仮設のとしょかんを設置させて頂くことが出来ました。
喜んでいただいているものの、
住宅地から離れていることもあり、
子どもたちが通うには厳しい状況でもありました。
そんな中、山下駅の近隣の方は、
地域の中心的存在である駅舎の解体を耳にされました。
さまざまな事情を判断し、決定されたことです。
感情論で判断してはいけない事です。
浪花節で考える事でもありません。
ただ、地域の方の落胆は相当なものがある事は
紛れもない事実です。
そんな地域に、
誰でも気軽に、
みんなが集まることが出来る場所をつくる。
少なくなってしまったけど、
いまもこの地域で生活する子どもたちに
何かのきっかけを生み出すことが出来る。
そんな場所として、
公民館としての機能も兼ね備えた、
としょかんを造りたい。
山元町の地域の皆さんが、
色々な所に交渉して頂き広い土地を確保してくれました。
山元町震災復興土曜日の会の皆さまより、
幾度もお願いを頂きました。
今回の建物、本棚、書籍、管理備品、、
すべてが今までの規模を超えるものとなるため、
正直、まだ予算の目途が立っていません。。。
でももはや猶予が無い状況となってしまいました。
そんな背景から、
READYFOR様に募集のお願いをさせて頂きました。
今回の支援内容は
建物 コンテナハウス8坪(16畳サイズ)
※運搬費、設置工事費含む
雨除けテラス
下足棚
看板等
本棚 16台+返却用棚・備品棚
書籍 10000冊~(うち新品1500冊)
備品 テーブル・イス・書架・管理用備品・PC・ホワイトボード等
その他 管理していただく運営チームのサポート、
予算総額 4,500,000円程度となります。。
残念ながら、
私たちの団体は大きくはないので、
予算が潤沢とは言えない状況です。
でも、地域の方の声には出来る限り応えたいと思います。
どうか、皆さまのお力を貸してください。
よろしくお願いします。
ピンバック: 山元町に図書館を « てごうし隊オフィシャルサイト
是非お手伝いしたいと思います、
「七隈っ隊」池下亮一