今日は3館目となる図書館の現地調査とリクエスト品のお届けのため石巻市へ向かいました。
しかし、急遽3館目として予定されていた大原地区の図書館設置は中止となりました。
理由はすでに先日多くの書籍が届けられたとの事。そして子ども達がほとんど避難してしまい、
該当者がいなくなってしまったためです。
残念ですが、致し方ありません。
しかし、すぐに次の候補地を推薦して頂きました。
石巻市渡波地区です。
海沿いの地域のため、津波の被害が甚大な地区です。
今も多くの方が避難所で生活されています。
自宅に戻り(2階等で)生活されている世帯は23世帯のみ。
支援の手も薄くなってしまっています。
この地域の中心に通称「明神社」と呼ばれる神社があります。
こちらの敷地に図書館を設置する方向で検討しています。
現在修復中ですが、やはり被害は甚大です。
中のものはほとんど流されています。
子ども相撲の土俵もあります。
もともとこの神社には遊具なども設置してありましたが、
津波で全て流されてしまいました…
神社脇の土地に図書館を設置します。
ここにある瓦礫を撤去し整地し、コンテナを置く予定です。
今までで一番手間と費用がかかる事は間違いありません。
この地区は冠水もひどいため、今後の新築や改修の基準も決まっていない地域のため、
場合によっては、移動を余儀なくされるかもしれません。
とは言え、住んでいる人がいる以上、いざとなったときすぐに移せるような仕組みで
何とか設置したいと思います。
瓦礫の撤去とコンテナの設置のタイミングがずれないように心がけます。
その後は以前に設置した湊中と河北の「みんなのとしょかん」へ。
すっかり、地域になじんだようで色々な絵手紙も掲示されています。
リクエストを頂いた書籍を届けました。
河北地区の方は先週設置したばかりなので、これから広がっていくでしょう。
ボランティアさんが図書館のチラシを作って配布してくれるそうです。
リクエストもずいぶん頂きました。
全部準備するのは大変ですが、極力期待には応えたいと思います。
渡波地区の設置は瓦礫の撤去もあるので中旬ころを予定しています。
その間に他地区での設置調査もしてみる予定です。