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とある地域の姿に思うコト

東松島市のひまわり集会所。
仮設住宅に住む方の生きがいづくりと、仕事のない方が、少しでも収入を得る仕組みを創るため、地域の方が集まり、様々な取り組みを行っています。
手作り製品もかなりのラインナップが揃っています。

しかし、3月以降、被災地をメディアで取り上げる事は激減し、それに伴い手作り製品の販売は芳しくありません。
そんなこともあり、先日は集会所にお邪魔して、助成金申請のお手伝いを行いました。
この助成金も、以前に比べると随分と数が減りました。

助成金に頼らず、事業収入だけで生活できるのがもちろん理想です。
ただ、充実した設備があるわけでもなく、融資を受けられるわけでもなく、働き手が多いわけでもない仮設住宅で、それを求めるのは、相当厳しいものがあります。
もちろん、経済的な面だけではありません。

先の震災により被災した、
600世帯以上が暮らす、東松島市グリーンタウンやもと応急仮設住宅。
それだけの数が集まれば、住民同士、頑張っているからこそ、さまざまな事も起こります。
望むことも、そうでない事も。。。
身近な社会である、被災地ではない私たちの地域でも色々な事が起こるのです。
被災し、移住を余儀なくされ、ストレスを抱えながら集団での生活を送る方々にどうしてそれがないと言えるのでしょう。。。

それでも、、、
メディアで取り上げられる事が激減しても、地域の厳しい日常は変わらなくとも、彼女たちは明るく、前向きに、出来る限りの努力をされています。その姿勢を心より尊敬します。

そして、もうひとつ尊敬すべきことがあります。
それは、厳しい状況の中において
「自分が出来ること」を他者に委ねず行っている、
という事です。

お金を払えばほとんどの事が外注化できる時代において、
様々な困難がありながらも、
無償で、他人の苦労を買って出ている地域の方の努力は、
地域コミュニティを創るうえで、
何よりも大切な力となるものです。

近所の子どもも、自分の子どもと同じように叱る姿。
地域の建物もトイレも、みんなで綺麗に掃除している姿。
地域のイベントの協賛を集めるため、必死に駆け回る姿。

私たちが楽しよう、として、
失くしているものも、これらの地域で見かける事が出来ます。

もしかしたら、この地域の姿は、
人口が減少し、若者が減り、地域が寄り添っていかなくてはいけない時代において、いずれ目指すべき姿なのかもしれません。

そんな方々です。
自然と手伝いたくなっちゃいますね。

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