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夕張の図書コーナーから

夕張の図書コーナーにて。
図書コーナー
先日のREADYFORでも書きましたが、図書館が閉館した夕張市において、保健センター内に設置されたこの図書コーナーの運営予算は0円。そんな中で教育委員会より委嘱された司書さんが一人、そして地域のボランティアさんで運営されています。職員さんは一人で奮闘しているため、開館は火曜日から土曜日となっています。

ただ、図書コーナーとなってからは市立図書館時代にはなかったボランティア団体が立ち上がっただけでなく、書架や、新着図書、様々な備品は多くの方の支えにより準備されています。
また図書コーナーながらも、道立図書館との連携もありボランティアの育成支援、蔵書支援などもされているとの事。
何より、市立図書館時代よりも蔵書数は減ったものの、利用数は増えているようです。
sintyaku
とは言え、東京23区より広いこの町をこの図書コーナー一か所で補うのは難しい現状はあります。

しかし、これらが成り立つのは、やはり運営される地域の方の努力があってこそだと思います。

図書館がただ本の置いてある場所となるのか、
地域の方の集まる場所となるのか、
すべてはひと次第。
私たち、「としょかん」という場所をつくる人間は、ただハコをつくる事は絶対にせず、地域の方の努力がしっかりと実を結べるために努力をすべきだと改めて感じました。
学びの多い一日でした。

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