こんばんは、石巻センター館の広部です。
ずいぶんと暖かくなってきました。
日に焼け始めた方も多いと思います。
こんな時間ですが、まだ階下にはバス待ちの高校生がいて、時折声が聞こえます。としょかんが開いていると、仕事帰りの方々も寄ってくださいますしね。
そして、震災後、石巻を定期的に訪れて下さっている方達もいらっしゃるようになります。写真は、ちょっと恥ずかしがりやのお子さま達。関東圏から家族で来てくださっています。
こういう風に支援で成り立っているとしょかんを見て、利用して、説明を聞いて、子供たちは何を思い、どういった大人になっていくのでしょうか。
人は忘れる生き物ですから、忘れて欲しくないといってもそれは難しいと思います。けれど、きれいさっぱり忘れ去ることも同じように難しいとも思うのです。
いつかどこかで何かの拍子に、ちょっとしたやさしさに形を変えて繋がっていくのなら、これほど幸せなことはありません。
また来ますねという言葉が嘘にならないように、このご家族は来てくださいました。そして、同じ言葉を残してお帰りになりました。そんな方が少しずつ増えて、おかげさまで、みんなのとしょかんの器は少しずつ大きくなっています。
また、お待ちしています。そう言えることを嬉しく思います。