この日は先日図書館を設置させて頂いた東松島市へ回覧板を届けに。
何故に回覧板?
と思うかもしれませんが、
実は回覧板を使えるためには大きく2つの事柄が必要です。
一つは、管理できる組織(自治体)が存在すること。
もう一つは、告知できるような出来事(イベント)がその仮設住宅内にある、
ということです。
この2つがある仮設住宅というのは、実はまだあまり多くないのです。
色々な地域から人々が急に集まった仮設住宅というものは、
コミュニティがなかなか確立しづらい状況にあります。
実際いくつかの仮設住宅に図書館を設置する話を頂いたものの、
実現できない多くの理由がそこにあります。
責任者・協力者の不在です。
自主的な自治組織の構築は仮設住宅で住まう人たちの孤立感を防ぐ
出来ます。
その中で、この東松島市の仮設住宅「グリーンタウンやもと」は、
かなり住民の方の意識が高い場所と言えます。
住民の方によるボランティア組織も出来ており、様々な取り組みを行って
います。
この日も、10日に(自主的に)行われる、夏祭りを盛り上げるため、
京都の方が浴衣を届けに来てくれていました。
この集会所は「ひまわり集会所」と地域の方により命名され、
集会所の前の掲示板はすでに貼る場所が無いほど、多くの
イベントや案内が掲示されています。
全ての仮設住宅でこのような光景が見れると良いのですが、
残念ながらまだまだごく一部と言っていいでしょう。
私たちの設置する図書館が、そんなコミュニティを作る
きっかけとして活用されてくれれば一番有り難い事なのですが…
そんな事を考えつつ、
地元に戻り、今度設置する大船渡の図書館の書籍の仕分けを
足利青年会議所の皆さんの協力のもと、行わせていただきました。
今回の仕分けは約2000冊。
ジャンルごとに分け、
ジャンルのラベルを貼り、
箱詰めする。
あいかわらず根気のいる作業ですが、
本当に遅い時間までお手伝いを頂いた結果、
何とか次回分に間に合う所まで出来ました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
9日、火曜日に
皆様から頂いた書籍を大船渡市へお届けさせて頂きます。
ご支援いただきました皆様、本当に有難うございます。