先日は東松島市の現状調査と石巻の開成地区にお伺い。
東松島市の集会所は急ピッチで復旧が進められています。
ただ、以前の集会所の造りに若干問題があったため、
以前の状態を改善して欲しい、 との話し合いが自治会と東松島市の間で
進められています。
早めに目途が立つと良いですね。
設置時期は集会所の再建ペース次第ですが、
何とかゴールデンウィーク前には設置できれば良いなと思います。
その後、石巻へ移動し立町にある仮設商店街「ふれあい商店街」さんへご訪問。
図書館の近所にある商店街ですので、
街中のにぎわいの創出のため、良い連携を取っていきたいとの話をさせて頂きました。
入口の商店街の看板の横に「みんなのとしょかん」の掲示板を設置させて
頂くことになりました。
地域の方への情報提供も含めて、色々な人に「あってよかった」と思われる
図書館づくりを進めたいと思います。
夕方からは、石巻専修大近くの開成地区仮設住宅へお邪魔しました。
この地域で「地域の自立」を目指すことができるNPOを立ち上げたいとの
ご相談を頂きました。
被災地での自治会運営は、
経済的に苦しい状況の中、会費を払うことも厳しい方も多くいるため、
とても難しいものとなっています。
当然、ボランティアさんの支えが重要となるのですが、
ボランティアさんもいつまでもいることはできません。。。
ということもあり、この地域では少しでも早い自立を、という思いから、
NPOの設立を考えているようです。
とはいえ、そう簡単にはうまくいきません。
この日も意見は賛成、反対が飛び交っていました。
その最大の理由は 、
「今もボランティアさんが支えているから」です。
いつかはなくなるかもしれないが、今は支えてくれているのです。
支えが続けば、それは「当然」になり、地域の自立意欲を削ぐことにも
つながってしまいます。
もちろんだからと言って、いきなり支えがなくなっても
現在の状況では到底自立できる状況にはありません。
それほど、被災地の状況は厳しいのです。
だからこそ、
いつまでに自立を果たすのか、しっかりとした目標を立て、
支えられる側は、少しずつ自立できるように、
支える側は、その担いを少しずつ軽くするように、
進める、お互いの努力が不可欠です。
お互いがコミュニケーションを取りつつ、
お互いにとって良い方向に進められると良いですね。